経営者・幹部の法務・企業統治セミナー 開催レポート

開催概要

セミナー名  経営者・幹部の法務・企業統治セミナー
開催日程   2022年5月26日(木)~27日(金)
日本能率協会では、「経営者・幹部の法務・企業統治セミナー」を、年4回開催しております。
本ページでは、2022年5月26日(木)~27日(金)に開催されたセミナーの概要をご紹介いたします。
セミナー派遣・参加の情報収集の一助になれば幸いです。

担当講師

担当講師
伊藤 一哉
明哲綜合法律事務所
弁護士
1999年 慶應義塾大学法学部法律学科卒
2003年 弁護士登録(第一東京弁護士会・梶谷綜合法律事務所)
2018年 株式会社アイビーアイ社外監査役就任
       明哲綜合法律事務所に参加
2019年 トスコ株式会社監査役就任
主な著書に、書式 会社訴訟の実務(民事法研究会・編者)、最新 取締役の実務マニュアル(新日本法規・共著)、倒産事件処理マニュアル(新日本法規・共著)、ビジネス法務 2015年7月号(中央経済社・共著)、公益法人・一般法人の運営と立入検査対応Q&A110(清文社・共著)がある。

プログラム

目次
プログラム概要

Ⅰ. 経営者を取り巻く環境の大きな変化
本テーマでは株主や社会の変化について解説がなされ、参加者同士で「企業の持続的成長を図るためにどのようなことを考慮すべきか」というテーマでケーススタディを行いました。

Ⅱ. コーポレートガバナンス
本テーマでは企業統治(ガバナンス)の重要性とあり方やコーポレートガバナンス・コード(CGコード)について解説されました。また、過去の実際の企業事例からもコーポレートガバナンスの重要性を学びました。

Ⅲ. ビジネスリスクのマネジメント(コンプライアンス)
本テーマでは企業活動におけるリスクとコンプライアンス、リスク管理の重要性、また外国子会社のリスク管理についても解説されました。
ケーススタディも行われ、「有事が発生した際のマスコミ対応方法」について議論されました。

Ⅳ. 企業役員が理解すべきルール
本テーマでは労働法(ハラスメント対策等)、独占禁止法(カルテル、入札談合の制限等)、不正競争防止法、金融商品取引法などの企業にとって重要な法律の知識の習得、および役員の刑事責任について解説されました。
ケーススタディでは「ハラスメント通報の対応方法」および「コンビニ支払時における刑事事件事例」について議論されました。

Ⅴ. 取締役・代表取締役(会社法)
本テーマでは取締役・代表取締役・執行役員それぞれの意義と責任について解説されました。
取締役は、株主から会社の経営を委任された経営者であり、指揮命令に従う従業員ではない等、聴講していて身の引き締まる内容でした。
ケーススタディでは「代表取締役の権限濫用」について議論されました。

Ⅵ. 取締役会(会社法)
本テーマでは取締役会の権限と決議について解説がなされました。
また、ケーススタディも行われ、「子会社の事業撤退を行うときの清算方法、取締役会への上程」について議論が行われました。

Ⅶ. 株主総会(会社法)
本テーマでは株主総会の基礎知識をはじめ、総会時の実務・説明義務、またバーチャル株主総会についての解説がなされました。

Ⅷ. 監査役・監査役会・会計監査人・会計参与(会社法)
本テーマは「監査役・監査役会」と「会計監査人・会計参与」の2つに分類し、それぞれの意義、会社との関係、職務権限、義務と責任等について解説がありました。

Ⅸ. 委員会型の会社
2日間のプログラムの中での最後のテーマは、「委員会型の会社」でした。
本テーマでは指名委員会等設置会社および監査等委員会設置会社それぞれの概要と特徴について解説されました。

参加者の声

2日間のセミナーを終えた参加者の声の一部をご紹介します。

  • 範囲が広いが、必要な部分を簡潔にまとめていただいているためよかった。
  • ケーススタディは、どのように対応するべきか迷うような非常にグレーなケースばかりで、頭を使うことができました。
  • 普段の疑問を含めて質問しやすかったし、その時間もありました。
  • 役員として知っておかなければならないことは、正確に知っておかなければならず、社内に教育制度など無ければこうしたセミナーが有効だと思いました。
まとめ
今回のセミナーは、経営者や幹部が習得すべき数ある知識の中でも、特に「法務・企業統治」に焦点を当てたセミナーでした。
2日間にわたり9つのテーマの理解を深めました。
いずれのテーマも非常に重要であり、特にこれまで法務関連の業務に携わってこなかった方にとっては良い機会になるセミナーでした。
今年度もまだ開催がございますので、ぜひセミナー詳細もご確認ください。