ガバナンス改革の要点と最新動向をチェック

市場選択、社外取締役、人的資本、スキルマトリックス、開示・対話

経営戦略の視点から「コーポレートガバナンス」の本質を、理論や事例を通じて理解し、実践することで、企業価値・信頼等の向上を実現する

開催にあたって

 企業経営におけるコーポレートガバナンスの重要性が年々増しています。
 皆様ご存知の通り、 東京証券取引所は、コーポレートガバナンス・コードの改訂に係る有価証券上場規程の一部改正を行い、本年6月11日から施行されました。今回の改正は、金融庁及び東京証券取引所が事務局をつとめる「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」からの提言に沿って行われました。
 これまで、ガバナンスは、経営トップならびに本社のコーポレート担当役員が主体となって、どちらかといえば「守り」を目的に、取り組んでいる企業が多かったと思いますが、これからの時代は、企業価値や信頼等の向上といった「攻めのガバナンス」も求められています。

 そこで、本セミナーは、金融庁「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」委員として、今回の改訂に直接携わるとともに、りそなアセットマネジメント「責任投資検証会議」委員などに就いており、機関投資家・基準設定機関の動向についても造詣が深い、一橋大学大学院 経営管理研究科 教授 円谷昭一氏を講師に迎え、経営者・役員が押さえるべき「戦略視点のガバナンス」「ガバナンスの実効性向上と開示の要点」などを事例を交えお話いただきます。
 また、大手企業でコーポレートガバナンス改革の主体となり、役員個別報酬の自発的開示など当時としては先駆的な取り組み・開示を主導した経験を持つ、一般社団法人株主と会社と社会の和 代表理事 山崎直実氏をゲスト講師としてお招きし、事業部門の巻き込みなど社内外での展開策「ガバナンス改革の実務要点」を事例をもとにお話しいただきます。

講師・ゲスト講師 ※敬称略

・講師

円谷昭一(つむらやしょういち)
一橋大学大学院 経営管理研究科 教授

2006年、一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)。2011年より一橋大学経営管理研究科 准教授、2021年より現職。2019年、韓国外国語大学客員教員。専門は情報開示、コーポレート・ガバナンス。2007年より日本IR協議会客員研究員。日本経済会計学会理事、日本IR学会理事。りそなアセットマネジメント「責任投資検証会議」委員、金融庁「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」委員。主著に『コーポレート・ガバナンス「本当にそうなのか?」大量データからみる真実』(同文舘出版,2017年12月)、『政策保有株式の実証分析』(日本経済新聞出版,2020年6月)など。

・ゲスト講師

山崎直実(やまざきなおみ)
一般社団法人株主と会社と社会の和
代表理事
一般社団法人機関投資家協働対話フォーラム 代表理事・事務局長

1985年㈱資生堂入社。長年、コーポレートガバナンス、ディスクロージャー、株主総会・株式実務を統括。機関投資家や議決権行使助言会社、ESG調査機関等との対話を重ね、IR/SRを推進。2014年、資生堂を退職後は、企業向けIR/SRコンサルティング業務と、機関投資家向けの協働エンゲージメントの支援業務の両方に従事。経産省「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~(伊藤レポート)」委員などを歴任。

セミナー概要

会期 2021年10月12日(火) 13:30~17:30
開催形式 オンライン(zoomを使用)
対象 各社の社長、取締役、執行役員、経営幹部の方々
受講料(1名/税込) 日本能率協会法人会員…44,000円, 法人会員外…55,000円

ねらい

  • 経営戦略の視点から、「コーポレートガバナンス」の本質を理解する
    <経営者・役員・経営幹部が押さえるべき「戦略視点のガバナンス」とは>
  • 経営者・役員・経営幹部が主体となって取り組むことの必要性を認識する
    <戦略的なガバナンスは、長期的視点で見ると競争優位・業績向上に寄与する>
  • 自部門で「戦略的ガバナンス」にどう取り組めば良いかを理解する
    <どこから、何から、手を付ければ良いかが分かるようになる>

特長

  • 戦略視点のコーポレートガバナンス理論を実践事例を通じて、体系的に学ぶ
  • 経営者・役員・経営幹部が押さえるべき「戦略視点のガバナンス」を探求する
  • 明日からの実務で活用できる

プログラム

時間プログラム内容
13:30~15:20
オリエンテーション
講義1
「CGコード改訂と東証市場区分見直し」
 ・なぜ改革が必要なのか … 金融庁・東証が目指していること
 ・新市場選択と経営への影響 … プライム市場上場の心構え
 ・改訂CGコードの要点解説 … 2024年改訂を見据えながら

講義2
「ガバナンスの実効性向上と開示の要点」
 ・独立社外取締役をどう活用するか … いつまでもお客様でよいのか
 ・ガバナンスに関する開示と対話の好事例
  ・委員会の活動、スキルマトリックス、ダイバシティ
  ・中期経営計画、事業ポートフォリオ組み換え、人的資本
  ・DX時代の開示とIR

ゲスト講演
「ガバナンス改革の実務要点(事例をもとに)」
 ・改革の必要性をどのように社内で説得したか
 ・どのような改革のプロセスを経たか
 ・発生した問題にどのように対応したか
15:30
参加者からの事前質問への回答を兼ねた対談(円谷氏・山崎氏)
16:30~17:30
フォローアップセッション(任意)
 ・意見交換・お悩み相談

※プログラムの内容等は変更することがございます。