TOTO株式会社 人財本部 経営塾 塾長 石井美和氏3/3【派遣責任者様の声】

TOTO株式会社 経営塾塾長の石井美和様に、役員研修プログラムの選定や取り組む上でのポイントに加え、他流試合の有効性についてお話を伺いました。また、プログラムを継続して活用する理由や、役員研修ならではの難しさについてお話しいただきました。

インタビュアー:一般社団法人日本能率協会・丸尾(JMA)

プログラムの魅力の4つの要素とは?

<JMA>
今回、「JMAトップマネジメント研修プログラム」をご検討いただきまして、プログラム内容を評価していただいたということ、参加者の規模感がよいというお話しでしたが、もう少し詳しくお聞かせください。
例えば、他社プログラムと比べて具体的にどこが魅力的だったなどというところがあれば、お教えいただきたいです。

<石井>
3点ほどあります。
1点目は、日程が合うということです。
2点目は、今までお話しした要素が入っているところ。
3点目は、日程数に参加者に負担がかからないところです。参加するのは、役員クラスの方なのでやたらと拘束はできません。いくつか選んだ中では複数回参加は厳しいと感じました。
以上の観点で絞込みをしました。

<JMA>
参加企業については、どのあたりを気になさいますか?

<石井>
同じような規模感で且つ同様な問題意識を抱えている企業様と交流するのが良いのではないでしょうか。

研修プログラムを決めるポイントは?

<JMA>
そうしますと、プログラムとしてはそれほど違いがないという感じでしょうか?

<石井>
中身は受講しなければわからないのですが、パンフレットの見出しだけで理解するのは難しいです。

ですが、JMAの場合は、弊社は受講歴がありますから内容の推測はつきます。
但し、費用はもっと安価なところがあり、受講費の検討は調査する余地はあります。
他社で安価なセミナーもありましたが、検討時にはそちらの講習日程は既に終わっていました。

<JMA>
そこの日程が過ぎていなかったなら、私たちJMAと拮抗していましたか?

<石井>
1社に集中せずに分散して比較することも必要だと思います。

<JMA>
やはり中身を見ないと判断できず、リスク分散をされるということですね。

<石井>
最初にもお話しましたが、他社にもお聞きしたところ、このようなセミナーを選択することは難しいようです。
われわれには選択するための確固たるセミナー会社の要件を持ち合わせていません。ですからリピートが大事なのでしょう。
我々企業間では、「○○の会社が良いと言っている」という口コミが唯一の情報源です。それ以外のところは、本当にクオリティがわからないのでかなりのリスクをはらいます。自分がオブザーブで行かせてもらったような体験がない限りは、行かせるのは勇気がいりますよね。

<JMA>
そうですね。
何社かに、こうしてお話をお聞きする機会があったのですけれども、他社研修への派遣を、JMAへスイッチしてくださるお客様もいらっしゃいます。
そういうお客様は、同じような経営課題を持っている参加企業の並びが魅力だと言ってくださいます。

<石井>
私が今回他社を調べた中では会社の取締役から講話をしていただくというレベルにとどまっている企業もあるので、もう少し専門的に広く勉強するというプログラムの中身はもっと強調してもいいと思います。

役員の研修が難しいのはなぜか?

<石井>
他社の話を聞いていて思ったのは、どうせ行かせるのなら、これもあり、それもありの少してんこ盛りになっている方がいいというところもあります。
どこまで深くやるかですが、広く浅くであれば自社の人事等でやれるところもあると思うのですが、それを含めて広く浅くてんこ盛りの講習にわざわざ行かせる意味はあるのでしょう。

<JMA>
それは、大学のビジネススクールなども含まれていますか?

<石井>
そうだと思いますね。

<JMA>
そうすると、何々先生の講習なら安心というような、中身の吟味よりネームバリューによる判断もあるのでしょうか?

<石井>
そうでしょうね。実際に、人事ではそこまでやりきれないと思いますから。

<JMA>
それは、役員クラスだからですか?

<石井>
そう、役員クラスだからこそです。
役員になってしまうと、育成計画から離れてしまうので。
ですから、役員クラスの研修派遣先の選択は難しいですね。

<JMA>
先ほど、取締役会で誰を引き上げるのかを議論されているという話しがありましたが、何か明文化されているもの、オーソライズされているものがあるということではないのですね?

<石井>
そうですね。
ある企業と話していたのですが、BtoCからBtoBにすると言ったような事業構造を変えたりする変革がある会社というのは、過去の成功事例を持った方が役員になります。そこで自分が経験しいていない事業構造の中でどのような能力が必要なのか、要件を明確にできないという事象があるようです。ですから人事が関与してスキームを作っていかなければいけならないのだと思いました。

人事の業務は、時代背景も影響しますからやっていることに未来永劫の正しい答えはありません。弊社では、いろいろなことを決める為に他社を見ながら自分はどうするかという判断材料にすることがとても多いです。

社長同士の交流のつながりが生むものとは?

<JMA>
ということは、結構、ピンポイントでヒアリングに行かれているのですか?

<石井>
以前社長同士の企業間交流が縁で仕事を離れゴルフといったプライベートも一緒する機会ありました。その席で経営塾のプログラムのような、立場、年代の人材で他流試合ができるプログラムを実施してみたらどうかという話が出てきたことがありました。
その複数企業様とは、お互い人事間で協力しプログラムを全て手作りしスタートさせました。受講生にもプログラム評価が高く、我々人事担当者間でも毎年、プログラム改良をして、他流試合を継続しています。

<JMA>
トップのつながりは、大きいですね。
JMAも他流試合という形式でいろいろとプログラムを展開しています。
そういう話をしたときに、自社でできているという声もちらほら聞こえてくるのですが、固定されたお会社になってくるので、次の新しい異なる企業との交流というニーズが出てきたときには、来ていただけるのかなと思います。

<石井>
それは、あるかなと思います。
ただ、受講生にとっては、毎年、新しいですから。
その点を言うと、本当に年に数回、4社のメンバーで集まり反省会をしています。そこででてきた課題を元に、こういうことをするともっといい研修になると、毎年、改善してやっています。

<JMA>
すばらしいですね。経営者の交流が実務に活かされている、わかりやすい例ですね。
いろいろとお聞かせいただき、本当にありがとうございました。

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