《第18回》ライフネット生命保険株式会社 代表取締役会長 出口 治明 氏

ライフネット生命保険株式会社 代表取締役会長 出口 治明 氏に、これから会社を担う役員の方々に対するメッセージや、経営者として心がけること、学ぶ姿勢についてなどお伺いいたしました。

一番理想的な上司とは?

<JMA>
出口会長は、前職は大手企業にお勤めでしたが、当然若い頃には上司がいて、その時にいい上司と感じておられたのは、どんな方でしたか?

<出口>
自然についていける上司が一番です。

<JMA>
会長からご覧になられても、自然についていける方がという。

<出口>
この人だったらついていこうか、となる人が一番いい上司だと思います。

<JMA>
本を拝読していますと、かなり大胆なというか、破天荒な上司がいらっしゃったようなことが書かれていましたけれども。

<出口>
いろいろなタイプの人がいるので、理想的な上司はそもそもいるはずがないのです。

<JMA>
形はないですね。

<出口>
人間は皆違うので、上司といってもさまざまだと思いますが、みんながついていく人。

「あの人好きだ」とか「あれだけ賢かったら仕方がない」「あれだけ頑張って仕事に打ち込んでいたら仕方がないな」と思って、人が自然についていく上司がやはり理想です。

<JMA>
その後、会長が還暦の頃にライフネットを立ち上げられたわけですが、周りからするとかなり思い切ったお話だったと思いますけれども、随分と年下の部下の方もついていかれたとお聞きしています。

<出口>
おかげさまで会社が続いているということは、なんやかんやと言いながらも、ついてきたからです。

だからやはり上に立つ者はですね、基本的に何もしなくても、下が勝手に動いてくれる上司が最高の上司だと思いますね。

上司というのは機能ですから、チームの能力を最大限に発揮することが上司の仕事です。

上司だから偉いというわけではなく、何もしなくても、皆が一生懸命頑張って仕事をしてくれる上司というのが、永遠の理想ではないでしょうか。

社長の仕事とは?

<JMA>
会長の著書である「任せ方の教科書」の中に、クビライさんの話がありますけれども、大人数がいても、全員の配置も含めて考え行動をしていると、どんな大きな組織も動かせると。

<出口>
モンゴルは十進法が有名ですが、人間がきちんと見ることができるのは10人ぐらいだという経験則に基づいています。

会社のトップの方の中には、「たまには若い者の言うことも聞かないといけない」などと言って、若い社員10人や20人とお昼を食べたりして、そのようなことを自慢気に語っている方がいらっしゃいますが、いくら気楽な雰囲気だったとしても、なかなか若い社員は差し障りのないことしか言えませんから、もしもクビライが聞いたら、「そんな暇があるなら、自分たちの役員をしっかり見なさい」と言うと思います。

<JMA>
トップがいて、その下に10人の役員がいて、さらにその下に部長がいて、またさらにその下にいる人たちとトップがいきなり会っても、ということですね。

<出口>
ちょっかいを出しても、そのようなことは単なる自己満足ではないかと。

<JMA>
その間にいる、それぞれの責任を持つリーダーの権限を飛ばしてしまうということにもなるわけですよね。

<出口>
その通りです。

<JMA>
そうすると、任されたはずの中間管理職の方たちはどう思うのか?

<出口>
「俺のことが不安だから若い者に告げ口させているのかな」とそのように思ったら、かえって逆効果になるので。

<JMA>
やはりそういうこともトップが認識をして、「俺は10人の隊長を見る」と。

<出口>
「俺は役員だけを見る」、それが社長の仕事です。

上に立つ者が持つべきものとは?

<JMA>
あとは役員に徹底的に任せる、範囲を決めて任せるということですね。

<出口>
もし不都合があるのだったら・・・・・・

プレイヤーとマネージャーの役割の違いとは?

プレイヤーに必要な意識の転換とは?

人を育てる為に必要なこととは?

成長していく為に失ってはならないこととは?

※出口氏には「新任執行役員セミナー」にご登壇いただきました。
http://jma-top.com/jts01/jts_b/

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